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ビジネスプランニングに限らず、近年色々な分野で言われるようになってきたのが、whole-brain thinking(全脳思考)という概念です。直感的思考と論理的思考両方をバランス良く駆使して、最適解を導き出すというもので、後者重視だった従来の発想法を転換させる試みとして、欧米では小学校のころから教育に取り入れているところも多いそうです。 全脳思考にするには、自分の弱い方の思考を取り入れてあげる、右脳が強い人は論理思考を、左脳が強い人は直感(感性)的思考を意識して、バランスが取れるようにするのだそうです。私は従来から左脳思考の強い人間なのですが、全脳思考を常に意識しながらプランを練っていかなければなりません。 ちなみに右脳の直感を鍛えるって難しいと思えるかもしれませんが、要は制約に縛られない自分の自由な発想を認めてあげるというもので、誰でも訓練を詰めば鍛えられる可能性のあるものです。ビジネスに関しては右脳思考を発展させるためのフレームワークは多数提供されていて、例えばブレインストーミングやマインドマップは有名だと思います。その他何かのビジネスアイディアを発展させて行く時には、Osborn’s checklist などを使って意図的に直感を別の考えと結びつけたりさらに発展させて行くことができます。 今丁度、何個か候補になるビジネスプランを捻り出している段階で、かなり論理思考に凝り固まった自分の考えを解きほぐすのに苦労しています。少しアイディアを出すとすぐに市場性とか競合とかを分析し出して、思考の発展を止めてしまう自分に少しイライラもしつつ、楽しんで新しい発想法を模索しています。